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- 女性のためのヨガコラム -

Hatsumi's column

代表Hatsumiが豊富な知識とヨガ指導経験を生かして、妊活中の女性・妊婦さん・産後ママ・プレ更年期・更年期・ホルモンバランスを整えたい女性向けの情報を配信していきます。

  • 執筆者の写真HAPPY HATSUMI YOGA 代表 Hatsumi

マタニティヨガはいつからできる?


妊娠すると、お腹の赤ちゃんのために、そしてこれから出産を迎える自分自身のために、

マタニティヨガをスタートする方達が沢山いらっしゃいます。その時に良く聞かれるのが、

「妊娠何週目に入ったらマタニティヨガに参加できますか?」

という質問です。


無難に答えるとしたら、

「妊娠16週目を過ぎ医師から運動しても良いと許可を得ている方」

という回答になります。一般的に産婦人科のマタニティ クラスや、妊婦さんのアクティビティについては、

安定期に入る16週以降を基準にしているところが殆どです。


その理由は、

①赤ちゃんの主要基幹が出来上がり、胎盤が完成し悪阻が落ち着き体調が安定する

②流産の可能性がぐっと下がる(流産の殆どは初期に起こり胎児側に問題があることが殆ど)


これらの理由から、16週以降、安定期に入った頃の開始をお勧めしているところが大半を占めます。

妊娠初期にマタニティヨガにご参加頂いた後、万が一流産してしまった場合、受けたヨガクラスを責めてしまったり、

ヨガクラスを受けたご自身を責めてしまうことも少なからずあります。初期の流産の殆どは、母体側が原因ではなく、

赤ちゃんの染色体異常によるものだと頭では理解していても、「あの時こうしていなければ?」と自分の行動を

後悔したり、責めたりすることは良くあることなのです。

このようなことから、何かあった場合のトラブルを避けるためにも16週以降と基準を設けている施設が殆どなのではないでしょうか?


実際に私自身も一般向けに開放しているヨガクラスでは、16週以降で体調が安定している方と記載しています

どのようなバックグラウンド(運動習慣・妊娠経過)があるか知らない方をヨガクラスに受け入れる場合、妊娠16週以降と設定しておくのが無難だからです。


では、実際に妊娠初期にマタニティヨガを行うことは良くないことなのでしょうか?


私の答えは、「体調が良ければ、妊娠初期もマタニティヨガをしても良い」です。


これは実際に私自身が身を持って体験したことなのですが、妊娠が分かった超初期、軽い悪阻がある初期も

ヨガインストラクターの仕事を毎日こなしていました。勿論、妊娠中にやってはいけないポーズなどはやらないように教える際に気をつけながらクラスを教えていました。不思議と、ヨガを教えている時間というのは、

悪阻の気持ち悪さも忘れて、ヨガを行っている最中も、終わったあとも、気持ち良い爽快感でスッキリしていました。但し、私の場合は妊娠経過が順調だったこと、悪阻も軽かったお陰で出来たことです。妊娠中の体調というのは、個人差があります。悪阻で何も食べれず、起き上がれない人、点滴を受けなければならない人、切迫流産の人、前回の妊娠で流産の経験がある人、そういった方達は、妊娠初期はできるだけ安静にしておく必要があるので、マタニティヨガで体を動かすことはお勧めしません。お医者様の指示通りに安静にすることをお勧めします。


一方で、悪阻を全然感じない元気な方、悪阻が軽い方、体を動かしていた方がむしろ体調が良い方もいらっしゃいます。そういった方達は、妊娠初期でもマタニティヨガは良い効果をもたらします。


「医師から運動しても良いと許可を得ている方」

というのも実際のところ、漠然としています。「運動」にも色々な種類があり、マタニティヨガがどのようなものか分かっている医師はそんなに多くないのでは?と思います。マタニティヨガクラスも様々あり、殆ど寝た状態や座った状態で行うリラックス目的のマタニティヨガもあれば、立ちポーズもしっかり入った、出産や産後に向けての体力作りの内容も含んだ運動量の多いマタニティヨガもあります。「医師から運動しても良いと許可を得ている方」というのは、

妊娠の経過に得に問題がなく、医師から安静を要されていない方です。通常の歩いたり、買い物に行ったり、家事をしたり、日常生活を普通に送っても良い方であれば、マタニティヨガに参加することは問題ありません。


また、その妊婦さんが妊娠前にどれだけ体を動かす習慣があったか?によっても変わってくると思います。普段からマラソンやサーフイン、ハードなヨガなど体を動かしていた方は体の使い方を知っているので、

関節が緩みやすい妊娠中も、自分の体の調子をみながら怪我なく動かすことができると思いますが、

普段運動をしていなかった方が、妊娠を期に急に体を動かすのは体に負担がかかります。


一番大切なのは、「自分の体の声を良く聞いて、無理をしないこと」です。

結局はご自身の体はご自身で守ることになります。ご自身の体力、妊娠の経過など、総合的にみて、妊娠初期からでも

体を動かして大丈夫そうであれば、マタニティヨガは妊娠初期からでも可能です。

むしろ、私が妊娠初期に感じていたように、体を動かした方が気持ちもスッキリする!という方も多いです。


妊娠したということは、新しい命を産み出せるパワーに満ちているということ。

今まで以上にご自身の心と体に意識を向けて、対談してみて下さい。

何をしていいか?しない方がいいか?は自然と分かると思います。

自分の心と体の声を何よりも信じてあげて下さいね♡


あなたの妊娠出産の経験が素晴らしいものとなりますように♡


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