子宮筋腫の種類・症状・対応策
- HAPPY HATSUMI YOGA 代表 Hatsumi
- 4月21日
- 読了時間: 4分
女性の健康のために知っておきたい子宮筋腫について
女性の身体にとって、子宮は命を育む大切な器官です。しかし、そんな子宮に良性の腫瘍ができる「子宮筋腫」は、30代以降の女性の約3〜4人に1人が持っているとされるほど、非常に身近な病気でもあります。筆者も30代から子宮筋腫があり、更年期に入ろうとしている今でも、生理2日目の出血過多に困っています。私の場合、お腹を切らずに膣から手術が可能だと言われ、煩わしい生理も終わる、子宮摘出手術をしようかと一瞬考えましたが、やはり癌でもないのに内臓を取ることに抵抗を感じ、手術をキャンセルしました。今回は、子宮筋腫の種類や症状、そしてその対応策について、私の経験を含めてわかりやすく解説します。
■ 子宮筋腫とは?
子宮筋腫は、子宮の筋肉の層にできる良性の腫瘍です。がん化することはほとんどありませんが、大きくなったり、できる場所によっては日常生活に支障をきたすこともあります。
■ 子宮筋腫の主な種類
筋腫はその位置によっていくつかのタイプに分かれます。それぞれ症状や治療法も少しずつ異なります。

1. 筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)
子宮の筋肉の中にできるタイプで、最も多く見られます。無症状のこともありますが、大きくなると月経過多や圧迫感などの症状が出ることも。
2. 漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)
子宮の外側に向かって育つタイプ。初期にはほとんど症状が出ませんが、大きくなると膀胱や直腸を圧迫し、頻尿や便秘などの原因になります。
3. 粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)
子宮内膜に近い場所にできる筋腫で、少しの大きさでも月経過多や不正出血の原因になることがあります。不妊の原因となることもあります。⇦私の筋腫はこのタイプです。実際に2人目の妊娠の前に、先生から筋腫を取らないと妊娠しにくいと言われていました。しかし、診察の翌月に自然妊娠し、妊娠の経過も順調で、出産もスムーズで安産でした。筋腫の影響かも知れませんが、産後の悪露の量は多かったです。
■ 子宮筋腫の主な症状
月経が異常に多い(過多月経)⇦私は鉄を多く含む食材を鉄剤を摂取し対処中。
月経痛が強い
月経以外の出血(不正出血)
下腹部の違和感・圧迫感
頻尿、便秘
不妊や流産のリスク
症状の程度は筋腫の大きさや位置によって大きく異なります。自覚症状がまったくないまま、健康診断などで偶然見つかることも珍しくありません。
■ 子宮筋腫への対応策
子宮筋腫は良性腫瘍であるため、すべてのケースで治療が必要というわけではありません。症状や生活への影響度に応じて、以下のような対応が取られます。
◎ 経過観察
小さくて症状がない場合は、定期的な検査(超音波など)で経過を観察します。
◎ 薬物療法
ホルモン剤(偽閉経療法など)を使って筋腫を小さくしたり、月経の量を減らす治療です。閉経が近い場合などに有効ですが、副作用もあるため医師と相談が必要です。
◎ 手術療法
筋腫摘出術(子宮を残して筋腫だけを取る手術):妊娠を望む方に選ばれやすい。
子宮全摘術(子宮ごと取る):再発の心配がなく、重度の症状がある場合に検討されます。
低侵襲手術(腹腔鏡下やロボット支援手術):体への負担が少ない治療法も普及しています。
◎ その他の治療法
最近では「子宮動脈塞栓術(UAE)」という、筋腫に栄養を送る血管を塞いで縮小させる治療もあります。⇦近々この話を聞きに行こうと思っています。
■ 最後に
子宮筋腫は非常に一般的な疾患である一方で、その症状や治療法は個人差が大きく、「誰にでも同じ対応が正しい」とは限りません。大切なのは、自分の身体としっかり向き合い、違和感があれば早めに婦人科を受診することです。不快な症状を放ったらかしにしないこと。きちんと自分の疾患の現状を知り、医師と相談をし、適切な知識とケアをするこおとが、より快適で健やかな日常への第一歩となります。
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