本日6月10日は入梅です。暦上では梅雨に入り、湿度が一気に上がる時期となります。日本では、6月は湿気が多くなり、体調を崩しやすい季節でもあります。特に、冷えやむくみを感じる方が増える時期です。
東洋医学における「湿」と体調
東洋医学では、「湿」は体内の水分バランスと深く関係しています。湿気の多い季節には、体内に余分な水分が溜まりやすくなります。この水分の滞りが「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれ、さまざまな不調を引き起こします。以下のような症状が典型的です:
むくみ:水分が体内に溜まることで、顔や足がむくみやすくなります。
冷え:湿気が体を冷やすため、特に女性は冷えを感じやすくなります。
内臓機能の低下:消化器系が影響を受けやすく、食欲不振や消化不良を引き起こします。
気滞(きたい):体の水分が停滞すると、気の流れも滞り、精神的にもどんよりとした気分になりやすくなります。
湿気対策の生活習慣
この時期に健康を保つためには、余分な水分を排出し、体内の気と水の流れを整えることが大切です。以下のような習慣を取り入れてみましょう:
ヨガと呼吸法
ヨガや呼吸法は、体内の気と水分の流れをスムーズにするために効果的です。例えば、以下のような簡単なポーズや呼吸法を試してみてください:
キャット&カウポーズ:背骨を動かしながら呼吸を深めることで、体液の循環を促します。
深呼吸:腹式呼吸を行うことで、リラックスし、体内の気の流れを整えます。
脚を上げたポーズ:足を心臓より高く上げることで、血液とリンパの流れを促進し、むくみを軽減します。
食生活の見直し
食事も体内の水分バランスに影響を与えます。湿気の多い季節には、利尿作用のある食材を積極的に取り入れると良いでしょう。
冬瓜:体内の余分な水分を排出する効果があります。
キュウリ:利尿作用があり、体を冷やす効果もあります。
ハトムギ茶:むくみの解消に役立ちます。
まとめ
6月の梅雨の時期は、湿度の高さが体調に大きな影響を及ぼします。東洋医学の知恵を活用し、ヨガや呼吸法、適切な食生活を通じて、体内の水分と気の流れを整え、むくみにくい健康な体を作りましょう。季節の変わり目を快適に過ごすための工夫を取り入れて、この梅雨を乗り切りましょう!
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