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- 女性のためのヨガコラム -

Hatsumi's column

代表Hatsumiが豊富な知識とヨガ指導経験を生かして、妊活中の女性・妊婦さん・産後ママ・プレ更年期・更年期・ホルモンバランスを整えたい女性向けの情報を配信していきます。

執筆者の写真HAPPY HATSUMI YOGA 代表 Hatsumi

11月を元気に過ごすためにできること


秋の野菜

11月は秋から冬に移り変わる季節で、気温の低下や乾燥が体に影響を及ぼしやすく、東洋医学では「寒気」や「乾燥」が体内のバランスを崩す原因と考えられています。この時期に出やすい不調としては、冷えや乾燥による肌トラブル、消化不良、気持ちの沈み込みなどが挙げられます。これらの不調に対処するため、呼吸法、ヨガポーズ、食事、睡眠方法について以下のアドバイスをまとめました。

1. 呼吸法:体と心を温める「火の呼吸」

11月の寒さに負けないためには、体を内側から温める呼吸法が効果的です。ヨガの「火の呼吸(カパラバティ)」は、エネルギーを活性化させ、冷えを改善するのに役立ちます。

  • 方法: 背筋を伸ばし、楽な座位に座ります。ゆっくりと鼻から息を吸い、次に短くお腹をへこませるようにして息を強く吐き出します。1秒に1回のリズムで行い、約1分間続けます。体が温まり、心もリフレッシュする効果があります。

  • 注意: 息を吸うタイミングと吐くタイミングを意識的に調整し、無理のない範囲で行ってください。高血圧の方、妊娠中の方はゆっくり鼻をかむ意識で行うと安全です。

2. ヨガポーズ:体を温め、循環を促すポーズ

この季節は「冷え」による血行不良が増えるため、血流を促し、体全体を温めるヨガポーズを取り入れるのが効果的です。

  • キャット&カウポーズ: 背骨を柔らかく動かし、血行を促進します。呼吸に合わせて背骨を反らせたり、丸めたりする動きで、自律神経を整える効果もあります。

  • ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ): 血流を促進し、肩こりや腰痛の改善に効果的です。また、足先や手先を使うことで末端の冷えも解消されやすくなります。

  • ツイストポーズ(ねじりのポーズ): 胃腸の働きを助け、消化をサポートします。ねじる動きが内臓に心地よい刺激を与え、寒さによる胃腸の停滞感を解消します。

3. 食事方法:体を温め、潤いを補う食材を摂る

東洋医学では、寒さや乾燥に負けないために「温める食材」と「潤いを与える食材」を積極的に摂ることが推奨されます。11月は根菜類や温性の食材を中心に、体を養う食事を心がけましょう。

  • おすすめの食材:

    • 温性食材: ショウガ、ニンニク、ネギ、シナモン、黒ゴマなどが体を温めます。特にショウガは冷え解消に効果があるため、スープやお茶に入れて摂ると良いでしょう。

    • 潤いを補う食材: 白ごま、黒きくらげ、山芋、梨、ハチミツなどは、体の潤いを保ち、乾燥による肌荒れや喉の渇きを和らげます。

  • おすすめのメニュー:

    • ショウガ入り味噌汁: 野菜たっぷりの味噌汁にショウガを加えて温かく摂ることで、体を芯から温めます。

    • 黒ごまのスムージー: 黒ごまとバナナ、豆乳をミックスしたスムージーは、潤いと栄養をバランス良く摂ることができます。

4. 睡眠方法:質の良い睡眠で体のバランスを整える

東洋医学では、体と心の回復にとって「睡眠」が非常に大切とされています。寒さで冷えた体を温めながら、深い眠りにつくために以下のポイントを意識しましょう。

  • 寝る前の習慣: 就寝の1時間前に温かいハーブティーを飲んだり、足湯をしたりすることで、体がリラックスし、深い眠りへとつながります。

  • 寝室の環境: 部屋が乾燥していると肌や喉が刺激されるため、加湿器を使用して適度な湿度(50〜60%程度)を保つようにしましょう。また、冷えを防ぐために、ふくらはぎや足先を温かくして寝ることも効果的です。

  • 早寝早起き: 11月からは日が短くなり、自然と夜の時間が長くなります。季節のリズムに合わせて、早めに寝て、早めに起きることで心と体の調和がとれ、免疫力の向上にもつながります。


以上のアドバイスを取り入れ、11月の寒さや乾燥に負けず、心地よく健やかに過ごせるよう心がけてみてください。

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