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- 女性のためのヨガコラム -

Hatsumi's column

代表Hatsumiが豊富な知識とヨガ指導経験を生かして、妊活中の女性・妊婦さん・産後ママ・プレ更年期・更年期・ホルモンバランスを整えたい女性向けの情報を配信していきます。

執筆者の写真HAPPY HATSUMI YOGA 代表 Hatsumi

更年期の四十肩・五十肩や手指・手首の痛みについて

 




更年期に多い関節の痛み
四十肩 五十肩

 更年期は、女性の体にさまざまな変化が訪れる時期です。その中でも、四十肩・五十肩や手指、手首の痛みやこわばりといった関節の不調を感じる女性も多いでしょう。これらの症状は、更年期に起こるエストロゲンの減少と深く関係しています。今回は、更年期と関節のトラブルについて、その原因や予防、対策についてわかりやすくご紹介します。

1. 更年期とエストロゲンの減少

 更年期に入ると、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが急激に減少します。エストロゲンは、女性の体にさまざまな働きをする重要なホルモンで、骨や筋肉、関節の健康維持にも関与しています。このエストロゲンが減少すると、関節の潤滑が低下し、筋肉や腱の柔軟性も失われやすくなります。これが、四十肩・五十肩や手指、手首のこわばりといった症状の一因となります。

2. 四十肩・五十肩とは?

 「四十肩・五十肩」は、肩関節周辺の炎症や硬直によって肩が上がりにくくなる状態を指します。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節やその周りの筋肉、腱が固くなることで痛みや可動域の制限が生じます。更年期にこの症状が現れることが多いのは、エストロゲンの減少が関節周囲の組織に影響を与えるためです。

3. 手指や手首のこわばり

 手指や手首のこわばりも更年期に見られる症状です。特に朝起きたときに手指が硬く感じたり、手を動かすのが難しかったりする場合があります。これは、関節や腱の滑らかさが失われることで起こるものです。エストロゲンの減少により、滑液(関節をスムーズに動かすための潤滑液)の分泌が低下し、関節が乾燥しやすくなります。このため、関節や腱に炎症が起きやすくなり、こわばりを引き起こすのです。

4. 予防方法

 四十肩・五十肩や手指のこわばりを予防するためには、次のような方法が効果的です。

  • 適度な運動:肩や手指のストレッチや軽い運動は、関節の柔軟性を保つのに役立ちます。毎日少しでもいいので、肩や手を動かす習慣をつけましょう。

  • 体重管理:体重の増加は関節に負担をかけるため、適正な体重を維持することが大切です。

  • バランスの良い食事:骨や関節の健康を支えるために、カルシウムやビタミンD、抗酸化作用のある栄養素(ビタミンCやE)を多く含む食事を心がけましょう。

  • 温めること:関節を冷やさないよう、適度に温めることも重要です。特に手指や肩周りを温めることで、血行が良くなり、こわばりの軽減が期待できます。

5. 対策方法

 すでに四十肩やこわばりが現れている場合、以下の対策を取り入れてみてください。

  • 痛みや熱のある部分を無理に動かさない:痛みがあるときに無理に関節を動かすと、炎症が悪化することがあります。痛みがひどい場合は、まずは安静にし、医師の診察を受けましょう。

  • マッサージや温熱療法:痛みやこわばりを感じる部分をマッサージしたり、温湿布やお風呂で温めることが効果的です。これにより、筋肉や関節周囲の血行が促進され、緊張がほぐれます。

  • ストレッチやリハビリ:痛みが緩和してきたら、リハビリやストレッチを少しずつ取り入れましょう。専門の理学療法士に相談することで、適切な運動を取り入れることができます。

  • 大豆製品からエクオールを摂取する:女性ホルモンと似た働きをするエクオールを摂取すると、更年期の症状が緩和されます。

6. 専門家に相談する

 更年期の肩や手指の不調は、日常生活に支障をきたすことが多いため、専門家に相談することが大切です。整形外科医や更年期外来を受診し、必要に応じて薬物療法や理学療法を受けることも検討しましょう。

まとめ

 更年期における四十肩・五十肩や手指、手首のこわばりは、エストロゲンの減少が主な原因の一つです。日々の運動やバランスの取れた食事、体を温める習慣を取り入れることで、これらの症状を予防・軽減することができます。体調に不安を感じた場合は、無理をせず早めに専門家に相談しましょう。


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