
1. 熱と湿気による体内の「熱」と「湿」のバランス
不調の症状: 疲労感、だるさ、食欲不振、消化不良、むくみ、熱中症
ケアの方法:
清熱解毒(せいねつげどく):
食事: キュウリ、トマト、ゴーヤ、スイカなどの涼性食品を摂取する。これらの食品は体を冷やし、熱を取り除く効果があります。
お茶: 緑茶や菊花茶、ハトムギ茶などを飲むことで、体内の熱を冷まし、湿を排出するのに役立ちます。
健脾利湿(けんぴりしつ):
食事: 大麦、赤小豆、冬瓜、ハトムギなど、脾(消化器系)を強化し、湿気を排出する食品を摂取する。
お茶: ハトムギ茶やウーロン茶は体内の湿を排出し、消化機能を助けます。
2. 汗をかきやすい季節の体液バランス
不調の症状: 脱水症状、疲労感、肌の乾燥
ケアの方法:
補陰(ほいん):
食事: 山芋、銀杏、百合根、梨など、体の陰液(体液)を補う食品を摂取する。これらは体を潤し、乾燥を防ぎます。
スープ: ゆっくり煮込んだ鶏肉のスープや魚のスープは体液を補充するのに効果的です。
水分補給:
飲み物: 水やスポーツドリンクをこまめに摂取し、体内の水分バランスを保つ。緑茶やハーブティーもおすすめです。
3. 自律神経のバランスを整える
不調の症状: ストレス、不眠、頭痛、めまい
ケアの方法:
安神(あんじん):
食事: ナツメ、百合根、竜眼肉など、心を落ち着かせ、神経を安定させる食品を摂取する。
お茶: カモミールティーやラベンダーティーなど、リラックス効果のあるハーブティーを飲む。
気の巡りを良くする:
運動: ヨガや太極拳、気功など、気の巡りを改善し、自律神経を整える運動を取り入れる。
マッサージ: 軽いマッサージやツボ押し(例えば、合谷(ごうこく)や内関(ないかん))を行うことで、緊張をほぐし、リラックスする。
4. 睡眠の質を向上させる
不調の症状: 睡眠不足、疲労感、集中力の低下
ケアの方法:
涼しい環境を作る:
部屋の温度: 扇風機やエアコンを利用して、部屋を適温に保つ。就寝前に部屋を涼しくしておく。
寝具: 通気性の良い寝具や寝間着を選び、快適な睡眠環境を整える。
リラックスする習慣:
夜のルーチン: 就寝前にリラックスする時間を持つ。例えば、温かいお茶を飲んだり、ゆったりとした音楽を聴いたりする。
入浴: 寝る前にぬるめのお湯で入浴することで、体をリラックスさせ、良質な睡眠を促す。
以上の方法を取り入れることで、7月の暑さと湿気による体の変化や不調を東洋医学の視点からケアすることができます。
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