心と体に優しく向き合うために
女性の体は思春期から更年期まで、常に変化を繰り返しています。生理周期はもちろん、妊娠や産後、さらにはストレスや生活習慣の影響も受けやすいもの。体調や気分の変化が激しくなることはありませんか?実はそれ、女性ホルモンのバランスが影響しているかもしれません。
女性ホルモンってどういうもの?

女性ホルモンには主に「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類があります。これらは月経周期やライフステージに合わせて増減し、心と体にさまざまな変化をもたらします。
エストロゲン(卵胞ホルモン):美肌や髪のツヤを保ち、骨を丈夫にし、心を前向きにする効果があります。
プロゲステロン(黄体ホルモン):妊娠をサポートし、水分や栄養を体に蓄える働きをしますが、増えすぎるとむくみやイライラの原因に。
妊娠中は通常の生理周期とは異なり、エストロゲンが胎盤から大量に分泌されます。これにより赤ちゃんの成長が促されますが、血流が滞りやすくなるため、骨盤周辺を意識的に動かしておくことが大切です。骨盤周りの血流が良くなると赤ちゃんの発育にも良い影響を与え、妊娠中の不調を和らげる効果も期待できます。
ホルモンバランスを整える生活習慣
ホルモンバランスを整えるには、以下のような生活習慣を意識してみましょう。
規則正しい睡眠:ホルモンの分泌は睡眠と深く関係しています。夜10時〜2時は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、質の良い睡眠を取ることでホルモンの働きが整います。
栄養バランスの取れた食事:鉄分、ビタミンB6、良質な脂質(オメガ3系脂肪酸)がホルモン調整を助けます。緑黄色野菜やナッツ、青魚などを積極的に摂りましょう。
適度な運動:ストレッチやウォーキング、軽いヨガなどが効果的です。血流を促進し、リラックス効果も得られます。
心と体を整えるヨガ「月礼拝」
ホルモンバランスを整えるために特におすすめなのが、ヨガの「月礼拝」という動きです。
月礼拝は満ち欠けを繰り返す月のリズムを体に取り入れ、骨盤周辺を柔らかくほぐし、血流を改善するシークエンスです。妊娠中や産後のケアにも向いており、自律神経を整え、ホルモンの安定をサポートします。
静かな空間で呼吸を意識しながらゆっくりと行うと、心が穏やかになり、疲れた体が軽くなる感覚を味わえますよ。
あなたもぜひ、日々のセルフケアに月礼拝を取り入れてみてください。体が整い、気持ちがすっと軽くなる瞬間を感じられるはずです。
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